2013年12月5日木曜日

12月3日

牧島です!
Lilies2013も残り4日。
マルケリアヌスも残り3ステージ。
3日もやっぱりドキドキの公演でした。

Liliesという作品。
8ステージを終えてみて、改めて思うのですが、

毎回ホントに違う。

勿論、芝居を進行する上での約束事、段取り等は決まっていますが、
それ以外はほぼ生の感覚です。

事前に「こうやろう、こう言おう」
とか考えてやっていることはほぼ皆無で。

ほぼ全ての言葉、仕草、表情が、
その日、その公演の中で生まれます。

相手役との関係で、その瞬間瞬間で生まれる気持ちは毎回違うものです。
同じように見えても誤差があったり、あるいは全く違う想いが湧き上がったりもするのです。

それを信じて、その時その時生まれた想い言葉を乗せていく。
そこからまた新しい想いが生まれてくる。

全く同じ台本を演じていながら、
実は僕らは毎日違う世界を生きていたりするのです。

終演後、フレッシュの千葉が

「今日何か、全然違いましたよね?
なんか違和感ってゆーか…僕のことじゃなくて、全体がってことなんですけど」

とちょっと興奮気味に話していました。

「うん、なんだろう、違ったね。でも、何が違うんだろうね(笑)」

ちょっと意味深に答える海司さん。

「う~ん、なんなんだろう…」

千葉は頭を捻っていたけど、僕にはなんとなく解る気がした。

実は、この日だけじゃなく、
毎回違っていた。
ただ、千葉がそのことに気がついたのが、3日だったんじゃないか。

ずっと必死にビロドーを演じてきて、きっとなかなか全体を見渡せる余裕もない状態だったハズ。
入団して半年だもん、それが当たり前。

でも、千葉は気がついた。
すごいことだと思う。

僕は

「そう?何か違うことあったかな?(笑)」

と答える。

千葉はまた、頭を捻った。